Siri Kaur: Sistermoon
Siri Kaur: Sistermoon
Siri Kaur: Sistermoon
Siri Kaur: Sistermoon
Siri Kaur: Sistermoon
Siri Kaur: Sistermoon
Siri Kaur: Sistermoon
Siri Kaur: Sistermoon
Siri Kaur: Sistermoon
Siri Kaur: Sistermoon
Siri Kaur: Sistermoon
Siri Kaur: Sistermoon

Siri Kaur: Sistermoon

Void
$82.00 USD

アメリカ人アーティスト、シーリ・カウル(Siri Kaur)の作品集。カウルは30年以上にわたり自身の家族を撮影しており、本書では末の妹シムランが中心的な存在となっています。カウルの写真は家族のアーカイブ写真と組み合わせられ、従来の枠にとらわれないアルバムとして構成されています。本作は、生の循環や変容を示すとともに、「誰が観察するのか」「誰が見られるのか」「誰が属するのか」という問いを投げかけています。

カウルの経歴は作品に大きな影響を与えています。本書は、1950年代に祖父によって撮影された、母の伝統的な家族の写真タイムラインから始まります。カウル自身はカルト教団で生まれました。本書の1枚の写真には、1976年に彼女の両親が宗教組織「ヘルシー・ハッピー・ホーリー・オーガニゼーション(Healthy, Happy, Holy Organization, 3HO)」で結婚式を挙げた様子が写されています。カウルの家族がカルトを離れた後、父はバーモント州に田舎の共同生活コミュニティを設立し、現在も彼女の兄弟姉妹はそこに暮らしています。

カウルは家族の一員でありながらも、同時に外部の存在でもありました。特に妹との関係は、一緒に写真を作ることで形成され、強化されていきました。写真は、彼女に観察し、分類し、つながる手段を与えてくれたのです。

ページ: 160
サイズ: 230 x 280 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語
刊行年: 2025
出版: Void