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水谷太郎: 12000
(Tentative)
写真家、水谷太郎の作品として構想され、スタイリストの石井大、美術の松本千広の協働によってその世界観が立体的に立ち上がった作品集。
ファッションを起点に、時代や社会との関係性、そして「光とは何か」という根源的な問いを表現するプロジェクトとして遂行されました。本書はその記録であると同時に、詩人、小説家の大崎清夏、哲学者の福尾匠によるテキストを収録し、アートディレクターの坂脇慶のもとに再構成された新たな作品体でもあります。
スマートフォンやデジタルメディアに囲まれた現代において、視覚情報の源である「光」の意味を見つめ直し、纏うこと、映すこと、見ることの本質を多層的に問い直しています。
水谷太郎
1975年東京都生まれ。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。ファッションフォトグラファーとして数々の雑誌・ブランドキャンペーン・映像制作を手がける一方、アーティストとして作品制作を精力的に行っています。写真集に『Here Comes The Blues』『Chaos / Balance』『Lethe』など。主な展覧会に「NewJournal」(2014, Gallery 916)、「LOOKIN THROUGH THE WINDOW」(2019, GYRE GALLERY)、「淼」(2023, 隙間ギャラリー)、「New Hollow」(2025, T&Y Projects)などがあります。
ページ: 264
サイズ: 210 x 270 mm
フォーマット: ソフトカバー
刊行年: 2025
出版: (Tentative)