Jens Liebchen: L.A. Crossing
Jens Liebchen: L.A. Crossing
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Jens Liebchen: L.A. Crossing
Jens Liebchen: L.A. Crossing
Jens Liebchen: L.A. Crossing
Jens Liebchen: L.A. Crossing

Jens Liebchen: L.A. Crossing

Hartmann Books
$68.00 USD

ベルリンを拠点に活動する写真家、イエンス・リープヒェン(Jens Liebchen)の作品集。自動車で移動する車窓からロサンゼルスを映し出す2010年からの長期プロジェクト。ユートピアとディストピアの対極にあるこの都市を、リープヒェンは移動する車から眺めています。映画のタイトルのような「L.A. Crossing」では、ストリートは舞台となり、写真は一種のスチールイメージとなります。カリフォルニアの魅力的な光に包まれたこの街は、架空でありながら現実的であるように見えます。写真芸術の象徴であるスティーブン・ショア(Stephen Shore)の写真『La Brea/Beverly』は、リープヒェンの作品の理論的出発点となっています。この写真を中心とした「La Brea Matrix Project」を皮切りに、リープヒェンは一般的な見方を逆転させ、通りから街へと振り返っています。リー・フリードランダー(Lee Friedlander、America by Car)のように立ち止まることもなく、エド・ルシェ(Ed Ruscha、Every Building on the Sunset Strip)のように厳格な規則に従うわけでもありません。運転席という冷暖房完備の特権的な視点から、シティ・オブ・エンジェルズの光と影を浮かび上がらせています。

イエンス・リープヒェン(1970年生まれ)は、民族学を専攻して以来、フリーランスの写真家として活動。作品は世界中で展示され、フランクフルトの「DZ BANK Kunstsammlung」やロサンゼルス現代美術館のコレクションに収蔵されています。

ページ: 96
サイズ: 280 x 320 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語、ドイツ語
刊行年: 2022
デザイン: Florian Lamm
出版: Hartmann Books