The Book of Colour Concepts. 45th Ed.
人類の色彩史。
彫刻、刻印、洞窟壁画といった人類最初期の創造表現は、人間が色彩と深く関わってきたことを示しています。そして、それらと同じくらい古くから存在するのが、この普遍的でありながら捉えがたい概念に構造や秩序、意味を与えようとする試みです。本書に収められた作品群は、その尽きることのない探究心によって結びついています。
本書は、世界有数の色彩コレクションを所蔵する機関を含むさまざまなアーカイブから、40冊以上の貴重な書籍や手稿を集成しています。350点を超える図版には、色鮮やかなホイールや球体図、丹念に編集された色彩表、精密な図解が含まれ、その多くは本書のために新たに撮影されたものです。読者は4世紀にわたる色彩の旅へと誘われます。
アイザック・ニュートン(Isaac Newton)の『光学(Opticks)』や、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)による重要な著作『色彩論(Zur Farbenlehre)』といった色彩理論の古典的名著に加え、チャールズ・ウェブスター・リードビーター(Charles Webster Leadbeater)とアニー・ベサント(Annie Besant)による神智学的色彩体系、アロイス・ジョン・メルツ(Aloys John Maerz)とモリス・レア・ポール(Morris Rea Paul)による包括的な色彩辞典、そして日本の衣装デザイナー・画家である和田三造による色彩の組み合わせなど、貴重であまり知られていない資料も紹介されています。
また本書は、イギリスの花卉画家、メアリー・ガートサイド(Mary Gartside)による革新的な色彩の「染み」など、これまで十分に評価されてこなかった女性たちの仕事にも光を当てています。
本書に収録された色彩体系は、色彩史研究者アレクサンドラ・ロスケ(Alexandra Loske)による序論によって位置づけられています。さらに各作品には専門的な解説が付され、それぞれの理論や概念が詳しく説明されています。色彩の歴史をあらゆる形態と視点から照らし出す本書は、その規模と内容において他に類を見ない包括的な色彩年代記となっています。
ページ: 512
サイズ: 156 x 217 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語、フランス語、ドイツ語
刊行年: 2026
出版: Taschen