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Visiting: Inken Baller & Hinrich Baller, Berlin 1966–89
Park Books
1966年から1989年にかけてのベルリンでドイツ人建築家のインケン・バラー(Inken Baller)とヒンリッヒ・バラー(Hinrich Baller)が実現した先駆的な集合住宅群への訪問記。これらの建築は、高品質かつ手頃な住宅、そして魅力的な都市空間をつくるモデルとなっています。
1966年から1989年にかけて、インケン(1942年生)とヒンリッヒ・バラー(1936–2025)は(当時の西)ベルリンに25件の建築作品を、さらにスイスに1件の個人邸宅を実現しました。これらの建物の多くは、社会住宅という厳しい財政的・法規的条件のもとで設計・建設されましたが、どれも標準的な住宅を大きく上回る特徴を備えています。繊細な意匠、明るさ、広いバルコニーやテラス、庭、ガラス壁による十分な自然光、ゆとりある平面計画、複数階層にわたる複雑な空間構成などが挙げられます。バラー夫妻はこれらの独創的な設計を通じて、高品質かつ手頃な住まい、そして刺激的な都市空間のモデルとなる環境を生み出しました。
本書は、2022年にペーパーバックとして刊行され、数ヶ月で完売したインケンとヒンリッヒ・バラーの作品を網羅的に紹介する書籍の改訂ハードカバー版です。現況を撮影した詳細な写真資料、オリジナルの図面やドローイング、歴史資料、施工時や空撮写真などが収録されています。さらに、建築家本人や建物の居住者との対話、エッセイも加えられ、豊かなビジュアル資料を補完しています。
ページ: 544
サイズ: 170 x 240 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語
刊行年: 2025
出版: Park Books