The Gourmand’s Mushroom: A Collection of Stories and Recipes
神話、薬、そして創造の源としてのキノコを探求する物語とレシピ集。地球上でもっとも神秘的で、影響力を持ち、静かに革新的な食材であるキノコ。食べ物、薬、儀式、象徴として崇められてきたキノコは、突然現れては姿を消し、食と文化の世界に余韻を残します。
本書は、食と文化の雑誌「ザ・グルマン(The Gourmand)」ならではの料理へのこだわりと文化的探求を融合した内容となっています。菌類を彫刻やパターン、造形として捉えた写真とともに、古代の民間伝承や毒物学から、前衛芸術、建築、ファッション、映画、宇宙旅行に至るまで、多彩なエッセイを収録しています。ヒエロニムス・ボス(Hieronymus Bosch)やビアトリクス・ポター(Beatrix Potter)、マリア・サビーナ(María Sabina)、「CIA」、草間彌生、村上隆まで、さまざまな人物やテーマが登場します。漫画のキノコ、菌輪(フェアリーリング)、ドクツルタケ(デスキャップ)、ベニテングタケ、そして霊芝の幻想的な魅力などを通して、菌類が人々に信仰、恐れ、執着、歓喜をもたらしてきた不思議な力に迫ります。
テキストとともに収録されているのは、キノコが持つ土の香りと旨味を称えるオリジナルレシピ集です。繊細な広東風の詰めキノコや軽やかな天ぷらから、ピエロギ、リゾット、ラーメン風レリッシュ、ワイルドマッシュルームのラビオリ、定番のデュクセル、昔ながらのマッシュルームケチャップまで、多彩な料理が紹介されています。
冒頭には、著名なシェフ兼フードライターであるジェレミー・リー(Jeremy Lee)による、無常、採集、食の記憶についての抒情的な序文を収録。本書は、視覚的な饗宴であり、ファンジンであり、フィールドガイドでもあると同時に、束の間の驚異であり文化的アイコンであり続ける菌類へのオマージュとなっています。
ページ: 292
サイズ: 200 x 279 mm
フォーマット: ハードカバー
言語: 英語
刊行年: 2026
出版: Taschen