Leporello N° 12 by Endre Tót
Leporello N° 12 by Endre Tót
Leporello N° 12 by Endre Tót
Leporello N° 12 by Endre Tót
Leporello N° 12 by Endre Tót
Leporello N° 12 by Endre Tót
Leporello N° 12 by Endre Tót
Leporello N° 12 by Endre Tót

Leporello N° 12 by Endre Tót

LL’Editions
$40.00 USD

スウェーデンの出版社「ll'Editions」によるアコーディオン形式のアーティストブックシリーズ「The Leporello Series」の第12巻。各巻は、250部限定のシリアルナンバー入りで、特注のボックスに作品が収められています。作品は立て置くことで飾ることができ、ボックスに収納した状態で本棚に収めることもできます。

ハンガリーのアーティスト、エンドレ・トット(Endre Tót)は、1971年以降「ジョイズ(Joys)」と題したシリーズに取り組んできました。このシリーズは、1970年代の東欧社会主義体制下における独裁的状況を省察することから始まりました。素朴で陶酔的な喜びの表現がもつ不条理さは、抑圧的な政治状況に対してのみならず、当時の美術界における知的主義とも鮮烈な対比を成していました。1978年、トートはベルリンの壁に「反対側にも書けたら幸せだ」と書き残しています。このフレーズは、その後さまざまな文脈において、繰り返し再使用されてきました。

エンドレ・トット(Endre Tót)は、1937年にハンガリーのシュメグに生まれ、現在はドイツ・ベルリンを拠点に活動しています。フルクサス運動に参加した作家の一人であり、メール・アートのプロジェクト、ゼロックスコピーの使用、コンセプチュアルなテキストを記したラバースタンプの活用によって広く知られています。

トットの作品は、過去数十年にわたり数多くの国際展に出品されてきました。主な会場には、「ニューヨーク近代美術館」や「ポンピドゥー・センター」、「テート・ギャラリー」などがあります。また、ケルンの「ルートヴィヒ美術館(1999年)」、カッセルの「フリデリチアヌム美術館(2006年)」、ハンガリー・デブレツェンの「MODEM(2012年)」といった著名な美術館で回顧展も開催されています。

発行部数: 250
サイズ: 148 × 191 mm
フォーマット: リジッドボックス、じゃばら折り
刊行年: 2025
デザイン: Lundgren+Lindqvist
出版: ll’Editions